熱処理加工
焼なまし
完全焼なまし - 鋼を柔らかくし加工しやすくする熱処理 –
鋼をオ-ステナイト化温度以上に加熱したあと、炉内で冷却する処理を焼なましと呼びます。
JISの加工記号ではHAと記載されます。
焼なましには組織を均一にする役割もありますが、処理が不完全だと鋼材の組織や硬さが不均一となって機械加工に適さなかったり、加工ムラが生じる一因となります。
そのため弊社では、前加工(鍛造、圧延等)の影響を除去し、粗大化した結晶粒の微細化及び機械的性質の向上を図っています。
弊社では、プログラムによる炉冷が可能ですので、炭素鋼に限らず、高合金鋼の完全焼なましも可能です。
小ロットから大ロットまで対応可能です!
応力除去焼なまし - 素材の残留応力を除去する熱処理 –
溶接品や冷間加工品では残留応力が発生しているのでその応力を緩和する目的で行ないます。
通常、内部応力は450℃より応力が消失し始めるので、500℃からA1変態点より低い温度で行ないます。
弊社では、単体重量35tまでの大型製品が対応可能です。
小ロットから大ロットまで対応可能です!